■4月5日 (土曜日)■
 
 明日はてっきり午後から雨になると思ったので、のんびり過ごそうかと思っていました。
しかし天気予報は見事にひっくり返って太陽マークのみ! 一日を通して降水確率も0%です。  よっしゃー!  茶臼山でも駆け上るぞ! って思ったけど頭の中だけで却下。


 この春からは、606の口癖で会う人会う人に『また行きますんで!』と別れ際に言いつつ置き去り。  有言無実行。  そんな事が多々…非常に多々あった事を思い出したので『今年は行きます!』シリーズの第一弾として808さんの町に舞い降りる事に決定!
 午前9時に仕事の合間を縫って電話しました。
なかなか出てくれなくて… 「明日は忙しいです」と言われるのではないだろうか?と心配だった。  だってダメだったら本当に茶臼山往復で終わっちゃうもん。


 長い呼び出しの末(往生際の悪さは606流)に出てくれました。  以前から行きたい旨は伝えてあったので即決定。
午前9時半に阪神高速・○○ICを降りて直ぐのコンビニで待ち合わせの約束をしました。  目的は昔AE86を横転させた六甲をセブンで流しつつ… 頂上レストランで肉を食って帰るだけという至ってシンプルな日曜日。  けして攻めるつもりはありません。  それなのに606号のオイル交換をしちゃうあたりはA型の悲しい定め。  606号の掟。


 明日は午前3時半起床です。  久しぶりの早起きでウキウキワクワクです♪  六甲… 20年ぶり。  阪神高速は初めて走るよ。


 ■4月6日 (日曜日)■ 

 午前4時に起床。 30分寝坊しちゃった!   綺麗な星空。  無風でむふふふ♪  だけどやっぱり朝はまだ寒いので真冬のジャンパーは欠かせません。  でもジャンパーの中は半袖Tシャツとパーカーのみという春めいた感じです。  もちろんGパンだけでスノボズボンなんて不要!  足裏カイロも不要!  セブンで出かけるには暑くもなく空気も乾燥してるので絶好の季節だと思いました。


 606号はオイル交換をしてカーポートに入れたままなので、チキチ基地に行く必要はありません。  カメラと三脚…そしてお財布と携帯電話を積んで午前5時に家の前にある焼肉屋さんの駐車場で暖気。  新しいオイルなので気持ちイイけど、いつも以上に暖気に時間をかけました。  でもあまり長時間暖気するのが嫌いなのと、油圧が普段の倍近くあるので血管が切れるのを心配して油圧が下がるまでは、だらだらと低速走行を続けました。  新聞配達のバイクに抜かれても低速走行に努めたぞ!


 それでもアイドリング時の油圧は高く…  嫌な予感を引きずりながらバイパスに上がりました。  ここからは低回転高速走行。  普段なら4速で走るのを5速で走り続けました。  ちょっぴり6速が欲しくなった。

 燃料は満タン! さてさて家から何処まで無給油で行けるかな♪  
今回のルートは家⇒伊勢湾岸道・豊明IC⇒四日市JCT⇒亀山JCT⇒新名神高速道路⇒名神高速道路⇒阪神高速道路で808さんとの待ち合わせICを降りたコンビニに向かいます。
 阪神高速以外はトイレ・燃料補給の心配はありません。  この時間なら渋滞の心配も無い!かな?


 油圧が高いまま東名阪自動車道まで進みました。  『新名神』は初めて走る道です。  あまりルートを詳しく調べて出て来なかったので、何処からが新名神なのか分かりません。  鈴鹿ICを越えた辺りから心拍数が上がって肩がコリ始めてきました。  メガネを忘れてきたから案内標識を見落とさないように低速走行で進みます。
 亀山JCT手前で『←新名神・京都/大阪』という看板を発見。  (^-^)未知の道♪  ワクワクします!  だって…名神高速で関西方面に進むのも名阪国道で進むのも慣れ過ぎた道だったので眠くなる事間違いなしだったから本当に嬉しかった。


 新名神に入ってからは驚きの連続。  一番驚いたのは、いくつもの山々を越えるのに高低差が殆ど無いフラットな道。  ある意味で面白くないのかも知れないけど、時間の短縮と燃費の向上には良い事尽くめ!!  
 あとは当たり前の事だけど、なにもかもが綺麗だった事。  最初のうちは片側3車線で、スピード勘も鈍るほど走り易い道だった。  景観を損なう外灯が無いので景色を眺めながら走る喜びも味あわせてくれたけど…夜は怖いかもね!


 朝飯を食わずに出発したので新名神にて初となる土山SAにて朝食をとる事にしました。  本線からスッゲー遠い所にあったSAでしたが…これまたやっぱり美しい! 綺麗!  人工的に作られた自然に囲まれたSAです。  近未来のSAだったので、僕は中腰で建物の中に入りました。  駐車場もレストランもガラガラに空いてます。  広々としたSAの割りに狭苦しい食堂。  朝定食¥550の食券を買ってカウンターに差し出したら、「自販機から自動的に注文を受けますので、番号を呼ぶまでお席でお待ちください。」と笑顔で言われた。  そう言えばテープレコーダーみたいなのがソレっぽい事を言い続けてたなぁ。  40歳過ぎるとそういう案内も聞き逃してしまうのだろうか?  これが『老いる』という事なのだろうか??

 番号を呼ばれて受け取りに行けば、朝定食が一つだけカウンターに置いてありました。  刑務所より寂しいぞ!!  奥から出てきた若造に食券を渡して食べたけど… 御飯と小さなお碗に入った味噌汁・薄っぺらな焼き鮭・コンニャク・たくあん。  これで¥550は… 文句言えないA型の悲しい定め。  午前6時半なので普段より1時間遅い朝飯でした。


 スッゲー遠くにポツリと駐車しておいた606号。  入れ替わり立ち代り見学者が訪れました。  待ち合わせ時間に遅れてもイカンので早々に出発しました。
 ここからどうやって名神高速道路に合流するのか直ぐに心配になっちゃうA型。  交通量の少ない道(時間帯?)だったのでマイペースで進めました。  依然油圧は高く… 道も分からないから心拍数も高かった。


 草津JCT!  草津ってよく聞くけど、此処ら辺が草津なのね♪  ここで北陸方面と関西方面に分岐してました。  分かり易い進行方向だったので迷わずに左側に進んで行くと見覚えのある景色が広がりました。  「おおおおお! 此処に出るのかぁ!」と安心+感動で喜んでしまった。  大津ICの手前に出たんだよ。  暫くは安心して走る事ができると思ったのに…  交通量が少なくて快適な新名神から、名神高速道路に合流した瞬間からは交通戦争勃発です!  アベレージスピードの違いと景色の違いで怖かった。  さっきまでは緑豊かな広々とした景色が広がっていたのに、一瞬でコンクリートジャングル。  空気も悪かった。


 京都… 大阪…と進むほど空気は悪くなったけど、コンクリートジャングルには慣れてきました。  時々現れる満開の桜が一服の清涼飲料水。  午前8時に吹田SAに到着。  実際、いつもなら吹田JCTから中国自動車道もしくは近畿自動車道に進むので吹田から名神高速道路を進むのは初めてとなります。  また心臓ドキドキです。  都会は苦手だもん。

 吹田SAに到着してまずはトイレ休憩。  ここから暫く走った先は阪神高速に入るのでトイレがありません。  真冬じゃないのでそれほど心配する必要はないけど…A型なんでね♪  キチンと手を洗ってから808さんの土産を忘れてしまったので買いました。  1050円だったのに840円とレジの人は間違えてたけど…寝たふりしときました。
 もちろんこの先にGSもないので満タン給油!  市内でGS探してウロウロするのも面倒だしね。  吹田SAまで20リットルでした。  1リットルあたり20円近く安くなってたなぁ♪  なんだったんだろうガソリン税。


 808さんに電話したら吹田SAからなら普通に走って1時間弱との事。  阪神高速は走った事がないから不安でいっぱいです。  ○○ICなんて聞いた事ないし…。  悩むより進むが易し!  いざ六甲!


 阪神高速道路は名古屋高速に似たり寄ったり(当たり前かな?)だったので気楽に走れました。  しかし! 料金所のETCレーンが分かり辛かった。  名古屋高速みたいに看板で色を変えて区別してあれば分かり易かったけど…全てのレーンが電光表示板。  昼間に太陽に向かってる電光表示板ほど見づらいモノはありません。  夜なら完璧なのだろうけど…ちょっと迷いました。
 それに料金所を通過して直ぐにまた料金所が現れるのも不慣れ。  「あれれ?」と思いながらも再び見づらい電光表示板でETCレーンを探して通過した次第です。  なんでも勉強ですね。 醜い子には旅させろ!という事ですね。


 808さんと約束したコンビニの最寄のICまで2kmという看板を発見。  ず〜っと左車線(走行車線)を小さくなって走っていたので出口まで安泰です。  それにしても想像していた景色とは別世界の808さんの町。  案内で言われてた通りにICを降りて直ぐに左折。  片側3車線…いや4車線ぐらいある!  左折したら直ぐに右折だったので大慌てで一番右車線に入ったけどコンビニは交差点も右角!  右折したら直ぐに左側になるコンビニに入らなければならない。  ICを出て僅かな距離なのに大忙し!  ところがコンビニは左側からの入り口が無い。  右折レーンから大慌てで直進レーンに移動。  信号は赤なのに左折&右折はドンドン進む。  赤信号左折可が出てるのは分かったけど直進可はメガネが無くて判断できない。  これまた信号は太陽に向かってる。  全然見えない。  後ろからホーン鳴らされても気分悪いから「行っちゃおうかなぁ〜♪」と少し進んだら左側から右折車が!  あわやTボーン!


 結局、青信号を待って直進。  少し先の交差点でUターンをしてコンビニ駐車場に入りました。  808号は駐車場の端っこに放置されたままで、808さんは何処にも居ません。  9時半到着予定だったのに9時に到着しちゃったので、コンビニで強強打破などを買いつつ待ってました。  そしたら隣の牛丼屋さんから808さんが出てきた。  見覚えのある黄色い帽子を被ったのでメガネが無くても直ぐにわかりました!  808さんらしい登場。  画に描いたようなシチュエーションだった♪


 808さんの自宅はココから歩いて10分ぐらいの所らしい。  606的には『突撃ガレージ訪問』を決行したかったのですが、せっかくだから観光バスやマイカーで渋滞する前に六甲に上が事にしました。  正直言うと明るいうちに六甲に上がった事はありません。  今回の集合場所方向から上がった事もありません。  
 いろいろと808さんと喋ってて料金所は少し前に撤去された事を聞いて驚きました。  僕らが走ってた頃は料金所が一つの山場!  ここで警察に止められる事が多かったからです。  


 コンビニ駐車場でダラダラしてたら時間が勿体無いので、予定時間より早く出発。  やっぱり走ってなんぼですね♪
大きな通りに出て暫く走ったらスッゲー狭い道になりました。  ココも懐かしい!  帰り道が分からなくなって迷いながら下ってきた記憶がある。  こんなに豪華なマンションとか無かったぞ。  こんなにオシャレな建物も無かったぞ。  


 そのうちに六甲の匂いがしてきた。  当時は人気がなかったハチロクを友達と共同購入。  土曜の夜に某所を出発。  ガソリンが無くなる寸前まで走ってました。  当時はRX−7やシビック全盛。  ちんたら走ってたらホーン鳴らされる前に突っつかれます。  下りは命がけでした。  1年ぐらい走ってましたが… いつしか『怖い』という感覚がなくなり、ハチロクも仲間内でチューニングが施されるようになって走る悦びを全身で楽しんでました。  その頃からも僕はメカ音痴だったので「ハチロクにノンスリ噛ましたでな!」と言われても「このタイヤはスリップしないんだぁ♪」と勘違いしていたほど。
 何度も側壁に張り付いたりしてハチロクのサイドはボロボロでした。  ドアも開けるのに一苦労したほど酷使してました。  だってその当時は新品同様のハチロクが20〜30万ぐらいで売られていた時代だもんね!

 ハチロクの最後はガードレールを突破って横転。  若い頃にした無茶はそれぐらいでした。
今となっては横転した場所すら覚えていません。  しかし、何度も張り付いた石垣やコンクリートは記憶にあったし… 今もなお健在だった。


 そんなワケであれから20年。  606号で再び六甲を上がりました。  すぐ前を走るセダンのペースカーがピットロードに入って道を譲ってくれました。  軽くホーンを鳴らして左手を上げて挨拶して追い越します。  808さんが綺麗にカーブを抜けて行く。
 ちょっと深いカーブでタイヤのスキール音! 僕は808さんが急ブレーキをかけたと思ったし… 808さんは僕がスピンしたと思ったらしくお互いにビックリ!  原因は対向車のSWのブレーキがロックしただけ。  上りの六甲でスピンは過去に無いです。


 暫く走って小さな駐車場で小休止。  大阪湾・神戸港を一望できるデートスポットです。  ちょっとガスってるみたいで綺麗に見えなくて残念だと808さんは嘆いてましたが… メガネのない606はどちらにせよハッキリ見通せませんでした。  とりあえず夜景は素敵だそうです。  でも現在時は午前9時半。  夜景を楽しむまで此処に居たら、帰宅時間は日付変更線を越えちゃいますよ。  
 ここでも趣味車乗りの方々が集まってお喋りしてる光景に出くわしました。  集まってる一角はタバコの吸殻やゴミが散乱してました。  汚い集会場だった。


 808さんvs606の意味は六甲でバトルという事ではありません。  題名に偽りがあるワケでもなく…  六甲の頂上でジンギスカンを食いまくるのが本日の目的!  20年前は旨そうな匂いを嗅ぐ事しかできなかったリベンジでもあります。  三度の飯よりも飯が好きな606は六甲のワインディングを楽しむよりも、808さんと楽しくジンギスカンを食べたかったのが正直な気持ちです。  だ・か・ら画像はジンギスカンです!

 六甲山にはジンギスカン屋さんがたくさんありました。  昔は展望台付近だけだったはずなのになぁ。  いつの間にか軟派な走り屋スポットになってしまっていた。  午前10時半を過ぎてそろそろジンギスカンでも食べに行こうかぁー!って事になり、入り口で営業時間を確認したら11時30分からでガックリ。
 どこの店も11時半からでした。  じゃあもう一回りしちゃおう! って事になり…  軽く流して遊びながら時間を調整しました。  

 606号は六甲に入ってから油圧も安定してたので気持ち良く回す事ができましたよ♪ 


 11時過ぎに頂上駐車場にセブンを駐車。  午前4時から動き回っていた僕だったけど疲れも眠気も全くありません。  セブンを走らせてる時は嬉しく…  セブンを降りて808さんと喋ってる時は楽しい時間を過ごせました。  十分『六甲』を満喫できた!  あとはジンギスカンだぁ!


 営業時間の少し前にお店のドアを開けて入店。  見晴しのいい席まで案内してもらってジンギスカン・ファミリーセット(4〜6人前)を注文しました。  肉…スッゲーいっぱい(^0^)  幸せいっぱいの盛り付けに感激♪  実際、「喰いきれるかな?」と思えるほどの量でした。  まぁ残ったらビニールに詰めて持ち帰ればOKだっしー!  途中で腹が減ったらマフラーで焼いて食べればOKだっしー!


 夢の『808さんvs606 stage六甲』の幕開け。
 スターターはアルバイト店員さんです。  「脂が跳ねますからエプロンを着けてくださ〜い!」と少々おかまチックな感じで言われたのを、僕らは「出走準備! ヘルメットとシートベルトを装着してください。」に聞こえた。
 
 「最初に私が焼かせていただきま〜す♪」と妙な笑顔でアルバイト店員さん。  まるでフォーメションランの如く!
焼きながら肉の説明が始まった。  コース説明の如く…要らん説明だ。  どちらも聞いて覚える気はない。  どちらも行き当たりばったり!  肉なんて旨ければそれでいい。 

 ぶ厚い鉄板の上にある程度並べたらグリーンフラッグを振るように「あとは御自由にお願いしま〜っす♪」と言って、腰をクネらせながら厨房に帰って行った。  本当は女性だったのかな?  ようやくフリー走行開始。  
 アホみたいに焼いて食べました。  肉ばっかり食べてたらビールが欲しくなってしまうので、さっさと御飯を頂く作戦。  御飯を食べたら肉が残る心配が増すけど… そこは若さと元気さがカバーしてくれます。

 肉も旨かったけど『タレ』は過去にないくらいの逸品だった。  御飯にタレをかければ5杯ぐらい食べれそう。  
三ヶ根山麓のジンギスカンも美味しくて楽しいけど…  すみません。  六甲のジンギスカンのほうが全てにおいて勝ってる!  


 808さんとはセブンの話でめちゃめちゃ盛り上がり…大笑い!  一番煩かったテーブルだったのでは??
話のネタは尽きる事はありません。  セブンに乗ってると喋る事が皆無。  口は呼吸をするためにだけ働いてるので疲れる事はありません。  しかし11時半から1時半までの2時間は食いまくり&喋りまくり&笑いまくりで口が筋肉痛になってしまった。  久しぶりに楽しい日曜日のひと時を味わえた。  もちろんセブンも堪能した。  4〜6人前のファミリーセットも完食っす!
 808さん…ご馳走様でしたm(_ _)m かたじけない!


 (おかまチックな乙姫様が居た)竜宮城にも似たジンギスカンのお店を出て驚いた。  車が多い!  人が多い!  まさしく浦島太郎状態。  ワカメや魚は躍ってなかったけど… イカは鉄板の上で踊ってました。 
 
 土産は全然買う必要がなかったので面倒な売店徘徊は削除して駐車場に向かいました。  腹いっぱいで眠たくなってきましたが、まだまだお楽しみが続くと思うとテンションは下がりません!  ただ歩いてるだけでは眠そうな男二人ですが、一旦セブンに乗り込めば…やはり眠そうな男二人でした。  だってスッゲーぽかぽか陽気なんだもん。  山頂だから太陽にスッゲー近いし!


 午後2時前にエンジンをかけて駐車場を出ます。 観光客やファミリーの人達がカメラを向けてきます。  本日のstageは六甲!  僕の記憶装置に残ってるデータ的には硬派なワインディング(軟派なワインディングってあるのだろうか?)だと思ってるからVサインはしません。  カメラは無視です。  だけど…ちっちゃい子が手を振ってくれると無意識に手を振り返してしまう見られサドの悲しい定め。


 帰り道は不思議と空いてました。  一番混む時間帯を竜宮城で過ごしていたみたいです。  腹いっぱいで集中力が欠けた状態で六甲を下山。  昔、右左に張り付いたコンクリートブロックを拝む事ができました。  だけど横転した場所だけは思い出せなかったなぁ。
六甲山を背に来た道を引き返します。  朝とは全然違うプチ都会の顔。  日曜日の午後の顔でした。


 本当は喫茶店で寛いでから808さんとお別れしたかったのですが、腹には水すら入るスペースも無く… 渋滞する時間帯も心配だったので、このままの勢いで阪神高速のICを目指しました。
 朝降りたIC付近の交差点で信号待ちになった時に「ありがとうございました。また来ますね!」と挨拶。  808さんも「またツーリングに参加します!」と…。  嬉しかった。  いろんな事が終わったような日々から、久しぶりにセブン仲間と一日楽しめて嬉しかった。  いつかまた一緒にツーリングしようね o(^-^)o


 阪神高速に入るまで…  ミラーから808号が見えなくなるまで手を振り続けました。  こんな遠くから808さんは僕が企画してたツーリングに参加してくれてなんて…。  ゴーグルの中が曇ってETCレーンを探すのが大変でした。


 朝陽を背に神戸・六甲に向かい、今度は太陽を背に西尾に向かいます。  808さんの案内では、阪神高速から環状道に入って少しだけ近畿道を走って名阪国道経由・伊勢湾岸道に進むルートを教えてくれました。  京都ICが渋滞するらしいので808さんのルートを選択しましたが… やっぱり道が分からなかった方向音痴の悲しい定め。  メガネを忘れた606の間抜けな定め。
 いつの間にか名神高速道路を走ってましたわ♪


 とりあえず最初のSAでトイレ休憩をしようと思って入ったのが吹田SAです。
全然空いてません。  キャブも油圧も絶好調だったので爆音轟かせながら、ちょっぴりストレートカットを自慢しながら進入。  そしたら青いツナギに白いヘルメットを被った人達が大勢睨みをきかせてきました。  「道路公団の人達かな?」  と思ったら、しっかりと交通機動隊の方々でした。  パトカーも白バイも移動交番も整列してる。  「府警のツーリングかな?」 「府警のオフ会かな?」と暢気に眺めながら、集団のど真ん中を通過。
 様子が違う事。 606号が場違いな雰囲気だと気がつき、慌ててニュートラルにして静かに通過。  遥か遠くの駐車スペースに停めました。  それでも随所に交通機動隊が立ってる。  本当はこのままSAを通過したかったけど、トイレが我慢できなかった。  それにブッちぎって怪しまれたら面倒だもん。


 トイレに行ってる隙に交通機動隊に606号が囲まれてたらどうしよう!  と考えたら、気楽に用をたせなかった。  
この交通機動隊の方々は春の交通安全週間のキャンペーン活動中でした。  『検問』ではありません。  パトカーはクラウンとレガシーの2台が好き勝手に乗り込めるようになっており、記念写真も好き勝手に撮れるサービス精神旺盛なキャンペーンでした。

 白バイにも乗れるし…  子供には『ちびっこ免許証』などもその場で写真を撮って作ってくれる。  
僕もパトカーに座らせていただきました。  交通機動隊の方が「どうぞ運転席に乗ってください」という優しい言葉を無視して後部座席に座り、いかにも捕まったという画像を撮る事に成功!  運転席じゃ臨場感ないもん!

 しかし、後部座席は中からドアが開けられないようになってると聞いてたまま…  やっぱり中から逃げられないように作れていたので脱出不能。  中から交通機動隊のおっちゃんに、「すみません… 出れません。」と小声で救助要請。  「あははは!中からはドアが開けられないようなってるからね!」と言いながらドアを開けてくれました。

 『出れない』と分かった瞬間から変な汗が流れ始めたのは、心にやましい事がある証拠。

 助け出されて、「やっぱり脱走できないようにドアも特別な作りになってるのですね?」と軽くツッコミ入れたら…  「あははは!チャイルドロックですわ♪」と逆にツッコミ入れられました。
 40歳ぶら下げてチャイルドロック如きで焦るなんて… パトカー恐るべし!! 情けなや606!!

 このキャンペーンには、いろいろ楽しませていただきました。  キャンペーンガールも大勢働いてましたよ。  お土産まで頂いちゃったし♪
できれば僕も『ちびっこ免許証』が欲しかったなぁ♪


 楽しい吹田SAを出て京都ICを渋滞知らずで通過。  大津ICを通過して順調に新名神に入りました。  新名神はプチ最高速チャレンジを試みて…606号絶好調を確認!  朝寄った土山SAにて燃料補給をしました。  shellだったのでカードで給油できるし、セルフなので気楽に好きなだけ給油できて嬉しかった。  土山SAは本当に綺麗なSAだったなぁ♪  一日居ても飽きそうに無い。  趣味車の集まりもありました。  天気がイイのでどの車もピカピカ。


 土山SAを出て東名阪自動車道に入りました。  『鈴鹿3km渋滞』という電光表示板を確認したけど、真夏じゃないので水温も上がる心配がないから楽勝です。  たまには渋滞もイイんじゃな〜い♪  という気楽な感覚。
 そんな渋滞も空振りに終わり、午後5時にはチキチ基地に帰還できました。  真冬用のCWU−45Pのフライトジャケットは既にサウナスーツ状態です。  Tシャツ一枚になって606号を格納し、濡れ雑巾で洗車しました。  全然汚れてなかったけど、来週も遠出するので綺麗にしておかなきゃね♪  頑張ってくれた606号にも感謝しつつね♪


 吹田SAで話しかけてくださったメルセデスS500のオジサン… 是非セブンを購入してくださいね!(読んでないと思うけど)
 808さんいろいろお世話になりました。  スッゲー楽しい一日でしたよ。 ありがとうございました。
あ! 六甲に『また行きます』と約束してしまった(^0^)  また行かなきゃ♪

by606


















808vs606 stage六甲