せせらぎ街道ツーリング
 昨年は初夏に企画して実行したけど… 雨で敢え無く墜落。 半端じゃない雨でした。 下りの高速コーナーが連続する、せせらぎ街道は危険と判断して和良村へショートカットして帰りました。
 数ヶ月後にはリベンジと称して再度アタック! 秋晴れに恵まれて気持ち良くワインディングロードを満喫できました。 素敵な景色にも出合えたし… 
…そう! 今回はこの素敵な景色をバックに記念写真が撮れれば、今年はもう何も思い残す事はありません。 今年の総決算的ツーリングに素敵なピリオドを打てるといいなぁ♪

 ツーリングは毎回100%楽しみたいと思うので、セブンが故障しないように点検&手入れは確実に行います。 A型の悲しい定めで『確実』のうえにも『確実』に行う。 もちろん忘れ物もないように『確実』にチェックします。
 だいたい前夜には疲れ果ててしまってるパターンが多いですね。 気疲れも多いです。 特に天気の心配は…
…そう! 今回は天気の心配が無さそうです。  降水確率も0%〜10%。 合羽は荷物になるので積みません。

 ■11月4日(日曜日)■
 昨夜は10時に寝たのに、向かいの焼肉屋の客が大騒ぎしてて11時に起こされた。 忘年会シーズンになってきたので暫く悩まされます。 耳栓して寝ようとした時にはホーン鳴らしまくって退散して行きました。 めちぇめちゃストレス溜まるわぁ!

 午前3時に起床。 4時間しか寝ていません。 昔、4時間しか寝ないという偉い人がいたけど…たぶんお向かいさんが焼肉屋だったに違いない。

 〆ツーリングなので総括する感じで書かせていただきますが… 『明日はツーリング』という夜は、ちょっと前まで嬉しくて楽しくてワクワクして眠れなかった覚えがあります。 それが最近では静かに寝てしまう。 天気が微妙な夜は、それなりに何度も起きて窓の外を眺める事はあるけど… とにかく体力温存! その意味でワクワクするよりもグーグー寝てしまうのが現状かな? 
 だけど、いつからだろうか? 前の晩にワクワクドキドキしなくなったのは??

 2007年の報告書は2004年・2005年・2006年の枚数よりも群を抜いて多い。 天気が良ければ毎週イベントをやってきた感じがする。 2006年以降は天気が悪くても何かをやってきた。 
『非日常的なセブン』が、いつの間にか僕にとって『日常的なセブン』になってしまったのかな?
日曜日は乗って当たり前。 修理してて当たり前。 
実際… 仕事や足で使ってる配達号に匹敵する走行距離。 2007年、セブンは僕にとって非日常的ではなくなってしまったのだろうか? 毎週土曜の夜はワクワクしてたのに…。

 だけどね〜! 日曜日の朝は超ワクワクドキドキしてるんだよ〜 (^0^)♪ やっぱ非日常的な車なんだね!!
月曜日から土曜日までは仕事に集中して、土曜の夜は充電。 日曜日に放電。 こーでなくっちゃ! もちろん日曜日が雨の時は部屋で漏電してます。

 毎回、ツーリングのある日曜日は起きてセブンに乗り込むまでに1時間かかります。 当日も4時少し前にチキチ基地に到着。 それほど寒くはありません。 実際、606号の水温も18℃で、開田高原ツーリングの朝と比べたら1℃低いだけ。 服装もトレーナーがパーカーに変身したぐらいです。 絶好調の606号で、たかじんさんと待ち合わせ場所の上郷SAを目指しました。

 さすがに真っ暗。 ヘッドライトの光軸を完璧に調整しておいて正解! 1ミクロンでも狂ってるとイライラするのはA型の悲しい定め。 
しかし…空気が乾燥してるのでマフラーからバンバン火が出ます。 低回転でもアクセル戻せばパンパン出ます。 左側の側壁がピカピカします。 そんなこんなを楽しみながら上郷SAには4時35分に到着。 たかじんさんが先に到着してましたが、ほぼ同着でした。 たかじんさんの服装を見て激汗。 「寒そう!」と思いました。 この寒いのにグローブしてないし… ヘルメットも無し。

 あまりに寒そうだったので、100km/h制限速度走行で長良川SAを目指しました。 
暖かい三河地方から尾張地方に向かってると、ヘルメット被ってグローブしてる僕でも寒さを感じてきます。 特に肩から背中が寒くて、悪寒にも似てる感じ。 真冬バージョンの服装でも良かったかな? 自然と背中が丸くなります。 本当!寒さに弱くなったなぁ。

 ノンストップで長良川SAまで行く予定でしたが、手前の川島PAで墜落。 たかじんさんよりも温かい服装なのに、僕がトイレを我慢できませんでした。 寄る年波には勝てません。 何も飲まずに出てきたのに… 不本意であります! 川島PAから長良川SAまでは20km。 ちょっと我慢できません! 悔しかったので「たかじんさんがトイレ行きたいのでは?と思ったのでPAに入りました。」と一言責任を擦り付けておきました。 

 川島PAに到着したら見覚えのあるセブンが1台停まってました。 808号だ! しかし808さんはトイレにも居なかったし… まだ建物(売店等)は開いてないし、電気も点いてません。 何処に居るんだろう? 水族館にでも侵入してるのかと思ったけど…まさかね。
 一緒に行こうと思って探し続けたけど見当たらなかったので出発しました。

 下半身も軽く東海北陸自動車道を走ってるとchild7さんに抜かれちゃいました。 トイレさえ近くなければ先に到着してたのに! 衰弱しつつある膀胱をプチ恨みました。 漏水ならぬ老衰か?

 午前5時45分、3台で長良川SAに到着。 既にセブン2台が羽を休めてました。 僕はそのままガソリンスタンドに直行。 大きな声でマニュアル通りに手順を叫びながら給油してくれる元気なお爺ちゃん。 さっきまで暇だったろうに、次々とセブンが到着して給油に入って来る。 それでも「油種確認ハイオクOK!」 「給油口確認!」 「キャップ取り付けOK!」と… 手順・指差し確認・発声を省略せずに行ってて感動。 そんな忙しい中でも「いらっしゃいませ!」 「少々お待ちくださいませ!」 「お待たせいたしました!」 「どうもありがとうございました!」と大きな声で挨拶もしている。 スッゲー感動したし、スッゲー勉強になった。 
 忙しいと手を抜いて、早く仕事を進めてしまうのが人間だけど… それじゃあイケナイんだと思った。 年配の方々からはいつまでも学ばさせてもらえる。 このお爺ちゃんは旧国鉄かJRを退職された人に違いないと思ったね。 セブンがたくさん並んだお爺ちゃんのガソリンスタンドは素敵な光景でした。 (画像を撮り忘れたけどね)

 給油中に反対車線をスッゲーいい音を奏でながら通過する車1台。 Hage73さんと「朝からどこの族やねん!」と…素敵な排気音を羨ましさ半分でツッコミ入れてました。
 
 満タン給油OK。 606はもう一仕事あります。 それは迷わんナビをバードケージに取り付ける作業です。 この日の為に買ったバイクのハンドルに取り付ける専用のステーを右前に垂直にあるバードケージに取り付けようとしました。 が! 規格外。 バードケージが太過ぎて取り付け不可能。 せっかくシガーソケットを取り付けたのに… せっかく郡上八幡ICから道の駅・ひだ朝日村までの道を入力してきたのに… 仕方ないから助手席に置いときました。

 悪戦苦闘してる間に長良川SAにセブンは13台集合。 △10嫁さんは娘さんの授業参観日なのに△10号を運転して見送りに来てくださいました。 その△10さんは△10嫁さんのジネッタで! 最初のうちは気がつかなくてゴメンね。
 軽レーシングのperoさんはお留守番。
作業に集中してたので皆さんと挨拶ができず… 申し訳ないと思いながらゼツリンの地図を配ってゴマかしました。 

 川島PAで停まっていた808さんに「何処に隠れていたの?」と聞いたら「セブンの中で小さくなって寝てました。」と…。 まさか幌も無いセブンでこの時期のあんな時間にセブンで寝てるなんて誰も思わないでしょう! そりゃ探しても居ないはずだわ。
 あと20km走れば温かい売店の休憩所で足伸ばして休めたのに。 しかも上下薄手のジャージ!  うむむむむ… 早朝から元気になれるネタばかりだぁ♪

 郡上八幡ICで2台のセブンと合流予定。 予告で「IC出たら左方向に進みますので宜しくお願いします」と伝えてたのに… 地図を見た仲間や、BBSを読んでくださった仲間から「左方向は狭いし走りにくいよ」とご指南。 方向音痴だし、ナビも助手席で転がってる状態なので、急遽右方向に進む事に変更&決定。 「合流する2台を発見できなかったらどうしよう!」と胃がシクシクし続けてました。

 出発時間間際に到着した仲間や、出発5分前にうどんを食べに行く仲間に合わせて15分遅れの午前6時半にセブン13台で長良川SAを出発しました。

 いつもなら結構空いてる東海北陸自動車道なのに、やはり行楽シーズンはマイカーが多いですね。 ペースが遅くなるワケではありませんが、せせらぎ街道の渋滞が心配になりました。 聞いた話ではテレビやラジオでは『せせらぎ街道は紅葉が一番の見頃!』と放送しまくっていたらしい。 部屋にテレビがない(普段全然テレビ見ない)606なので情報不足。 だけど考えてみたら昨年も紅葉狩りシーズンど真ん中だったよなぁ〜?

 長良川SAから郡上八幡ICまでは30分弱。 僕の真後ろを走ってきた96さんは仕事の為に郡上八幡ICを通過してお店に帰りました。 できれば最後尾でセブンの列を眺めて欲しかったなぁ♪ それは僕もしたかったしー! 先頭だと606号のヘッドライト&ボンネット入りの風景画しか撮れないんだもん。

 郡上八幡ICを15分遅れで下ります。 合流する2台が左折モードじゃない事を祈りながら国道に向かいます。
そしたら右手にあるコンビニ駐車場でセブン2台を発見! 僕の目はセブン捕捉レーダーの如くセブンに反応します。 「ん? あれセブンじゃないかな?」と言う具合に♪ 時々ダイハツ・ミジェットと間違えて誤爆しますが…。 ミジェットのヘッドライトは位置といい幅といい色といいソックリなんだもん!

 まずは一安心。 2台が左方向にノーズを向けてたら最悪でしたが… 右でも左でもスクランブル発進できる方向を向いてました。 あとは上手く合流してくださればOKなのですが、バードケージでは後方6台前後のセブンしか確認できません。 毎回最後尾にJPEに走ってもらうのは目立つ蛍光イエローだからです。 最初に止まった信号でJPEを確認できたので、最初のトイレ休憩ポイントの道の駅・パスカル清見を目指す事ができました。 
 やっと安心してツーリングを楽しめるようになりましたよ。 ここから先は信号もほとんどなく、緩やかなカーブとアップ&ダウンを楽しめる快適な道です。

 昨年と同じルートで明宝村を走ってて思った事。 それは時々現れる電光表示の温度計が4℃! 昨年は同じ場所で、ほぼ同じ時期で同じ時間なのに10℃でした。 しかし不思議です。 全然寒いと感じません。 昨年は寒くて寒くて鼻水ダーダー流しながらネックウォーマーをカピカピにしたのに… なぜか顔が温かい。
 その理由は郡上八幡ICで後続を待つ間に一仕事忘れてしまったからです。 なんの事はない『ヘルメット被ったまま』だったのね♪
 なんとも快適なんだけど息苦しい。 開放感が全くない。 ますます後方確認がしにくい。 

 飛騨美濃有料道の料金所でヘルメットを脱ごうと思いながら走り続けてましたが、これまた時々現れる電光表示の温度計が1℃を示してたので脱ぎたくなくなった。 どんどん軟弱になるなぁ。 来年のこのツーリングには幌張って来るのでは?? 

 それにしても紅葉は最高でした o(^0^)o 開田高原・日和田高原も良かったけど、せせらぎ街道は郡上八幡ICから既に真っ赤な紅葉を楽しめたもん。 ず〜っとず〜っと赤・黄・緑が目を楽しませてくれた♪ 道の駅・パスカル清見まで第七小隊は気持ち良いペースで走り続けましたよ。 天気も最高! 路面温度が低いので無茶な事はしませんし♪

 道の駅・パスカル清見に到着。 メインの駐車場には停めずにズンズンと奥に入ります。 昨年、記念写真を撮った汚いトイレしかない奥の駐車場です。  今回は女性の参加者が0だったので気楽にこちらの駐車場に来ちゃいました。 ここから先は40kmトイレを我慢してもらわないとイケナイので水分補給ができないようにする作戦も加味してます。
 普段は寄せて詰めて駐車する第七小隊ですが… ここの駐車場は殆ど誰も来ないガラガラの駐車場なので広々と使っても大丈夫! しかしそれが失敗でした。 14台のセブンを普通に駐車したおかげでカメラのフレームに収まりません。 精一杯離れたりアングルを変えたりして苦労して撮ったけど、セブンは小っちゃくしか写ってなかった。

 今回のツーリングは時間に余裕があるので、休憩も飽きるまでOK! 記念写真撮ったり整備したり… そろそろやる事がなくなってきた頃合を見て「じゃあぼちぼち行きますかぁ!」というノリ。 早起きは余裕ですね。
 この先は暫く登って飛騨せせらぎ街道の本番コースです。 ガンガン飛ばせるコースですが、やはりマイカーが多いのでツーリングモードです。 危険を冒してまで追い越しても直ぐに次のマイカーに追いついてしまう。 ガンガン抜きまくりはセブンの品位を落としてしまうし…一般車に嫌われちゃいますね。 ましてや14台がそんな事をしたら追い越した車のドライバーから一生恨まれる事は明白。 譲ってくれる車は快く譲ってくれるから…目を吊り上げて走るよりも、カマボコの目で紅葉でも眺めながらセブンを走らせたいですね。

 心配していた渋滞も全然ない状態で気持ち良く走れました。 時々オモイッキリ走れたし… 道を譲ってくれたり… 知らない人が紅葉を撮ってるのに突然こちらにカメラ向けられたり… 楽しく飛騨せせらぎ街道を堪能できました。
 ただ、一番寒い所で気温0℃! ヘルメット脱いだばかりの僕は寒さ冷たさで頭がキンキンしてきました。 眠気防止にはペパーミントの強烈なガムよりも効果があった事は確かです。 いくら寒くても突き抜けるような青空があれば苦にならない。 なんたってこの先の極秘峠の素敵な風景の場所は青空とキレイな白い雲があってこそ最高の記念写真になるもんなぁ♪ 今日は文句のない空だ! セブンの台数も昨年の倍! 2006年バージョンよりもイイ記念写真を撮る事で頭がいっぱい。 スッゲーわくわくしてました。

 ところが!! 飛騨せせらぎ街道が終点に近づくに連れて曇ってきました。 景色は細かい霧の中。 乾いた霧みたいだったので、スクリーンが濡れたりする事はまったくなかったけど…さっきまでの青空や太陽は消えちゃいました。 おまけに寒いし。
 「今日は概ね晴天の予報だったのに…」 「まさかこの先は雨?」というイチモツの不安が頭の中の素敵な景色を崩し始めました。

 全車無事に第2休憩&集合ポイントのガソリンスタンドに到着しました。 1台だけでしたが… 良かったです。 給油するセブンがいて♪

 ここからの道は全然自信が無いので、自分で書いた地図をステアリングと一緒に握りながら進みます。 5〜6台のセブンなら道を間違っても謝りながら笑ってUターンできるけど… さすがに10台を超えた第七小隊に回れ右をさせる事は危険です。 事故が起きなくても近所迷惑&交通の妨げになりかねません。 地図と1年前の記憶を辿りながらの走行です。 地図だってスッゲー時間かけて書いたんだもん! 自分を信じて進みました。

 やはり1年という歳月は景色を変化させますが… ポイント毎に薄い記憶が甦ってきます。 「あ!ココは迷子になった2台を待っていた小さな牧場だったな。」とか「そうそうこのキレイな道路はアノ時工事中で皆泥んこになって通過したっけ!」など… 狭い踏み切りは1年前と全く変わらずスッゲー狭くて対向車の通過を待ったし… 「なんで踏み切りで電車を待たずに対向車の通過を待つねん!」と、今年もJR高山本線にツッコミ入れときました。

 小さな駅の前にある小さな道を小さく右折して国道41号線に合流します。 ず〜っと景色のイイ田舎道を走り続けてきたので、国道41号線に出た時にはスッゲー都会の片側4車線ぐらいある道に出た錯覚さえ感じた。 この頃にはさっきまでの霧も無くなり、再び超晴天に戻りました。
 ここから先も僕の記憶は冴えてます。 それでも地図を見ながら走るのはA型の悲しい定め! 石橋を叩いて渡るが如く、交差点の名前を指差し確認しながら進みました。

 地図を見ながら景色を見ながら走ってると大事な事を忘れてしまいます。 いつの間にか第七小隊は6台になってる!! 1台は第2ポイントでまでの参加と言う事で帰路についたので7台を見失ってしまった。
 広い道の路肩で待てど暮らせど姿も見えないし、排気音も聞こえない。 静かな所で静かに待ち続けました。
 僕が書いたゼツリンの地図が使い物になれば、それほど待たなくても追いついてくると信じたけど… やはりダメかぁ? それに今居るこの場所って昨年通ったっけ? おかしい! なんかもっと広々としてて道の駅みたいな物もあったし、雰囲気のイイお寺も通過していない。 迷子になってるのは僕らか?

 此処まで自信たっぷりに進んで来た僕だけど…正直怖くなってきました。 昨年はもう既にスッゲー峠道を雄叫び上げながら走ってた頃なのに。 …めちゃめちゃブラウンな気分になってきました。

 「何処かで止まって待ってるかも知れない。」と思うと同時に、7番機以降のセブンが事故でも起こしていないだろうか? という最悪の事態も頭を過ぎりました。
そんな不安を抱いてるだけではダメだし、待ってて来ないなら迎えに行くしかないと思い… Hage73さんにこの場を任せて僕は来た道を引き返しました。
 それでもセブンの姿は発見できません。 要所要所のお店で606号を指差して「こんなような車は通過しませんでしたか?」と尋ねて回った。 どの人達も親切に「ああ!さっき5〜6台向こうに行ったよ!」と教えてくれるけど… それは僕らの事なのよ〜!!
「その後から数台通ってないですか?」 「ああ通ってないねぇ!」
 
 ダメだぁ! 完璧に真っ二つに分かれてしまった。 最悪の場合は道の駅・ひだ朝日村で合流できるだろうけど… 一年越しの夢だった極秘峠の素敵な場所で記念写真が撮れない。 もちろん極秘峠も全員で走れない! 本日のメインでもあり、今年の〆ツーリングの意味でも極秘峠を皆で走らないとダメなんだぁ〜!! 皆に堪能してもらいたい〜!!
 このままでは暗い年越しになっちゃう(>。<)@
なんとしてでも合流して、愛と感動の一大スペクタルを味わって来年のチキチキツーリングに繋げたいよ。 

 Hage73さんに状況を伝えてもらおうと携帯電話を見たら、じょなさんさんから着信アリの表示! 別動部隊の中では、じょなさんさんとkoba_5009さんしか電話番号が分からない。 Hage73さんに電話するよりも先に、じょなさんさんに電話した。
「この電話を留守番電話に接続します…。」 なんでやねん! 普段通りやん! 今日、今現在この状況下の時ぐらいは解除しといてくれ〜!
 とりあえずHage73さんに電話しようとしたら携帯電話がイカレてしまった。 ここ数日前から調子が悪く、バッテリー満タンでも『充電してください』と表示されると同時に画面が真っ黒になる。 つまり電源が落ちてしまうのです。 まさかココにきて! しかもこの状況下で通信兵を失うとは想像もしてなかった。

 再び電源を入れれば(わずか数秒だけ)復活する僕の携帯電話を握り締めながら公衆電話を探しました。 公衆電話からkoba_5009さんに電話すれば長々と話せる。 呼び出し中やダイヤル中に切れる事もない。 Hage73さんとも連絡できる。 我ながらアッパレな閃きだと関心しちゃった♪
 少し走ったら小さな公衆電話を発見! 反対車線だったけどUターンするのも煩わしかったのでドカーンと反対車線に路駐。(申し訳ありません) でも安全な場所ですからね。

 急いで腐った携帯電話を復活させて電話帳機能を呼び出す。 しかし…たったそれだけの事すら容易ではない僕の通信兵。 何度も心拍数が0になってしまう。 いい加減折りたたみ携帯を逆にへし折ってやろうかと思った。 通りすがりの人や信号待ちで止まってるドライバーさんからセブンを停めて携帯電話片手に公衆電話を使ってる僕を「携帯で電話すりゃあイイのに、なんちゅうセコイ男やねん!」と言う声が聞こえてきそう。 まぁ誰も西尾市の本多とは思わないだろう。 せいぜいセブンに乗ってるセコイ男ぐらいにしか記憶に留めないだろうね!

 なんとかかんとかkoba_5009さんの携帯番号をダイヤルする事ができました。 「よーし!走ってないで電話に気づいて出てくれよー!!」と願いを込めて受話器を握りしめてました。 ところが事態はさらに悪化するのであった!

   
なんとkoba_5009さんがっ!! …後編につづく。

by606