今年は『雨男伝説』が復活しちゃいました w(>。<)w  
 
 ツーリングの1週間も前から19日(日曜日)に傘マーク。 ずいぶん昔から「1週間前の天気予報でイベント日が雨なら絶対に天気が良くなる」というジンクスを信じ続けてきた606ですが… 今回ばかりは1週間雨マークは消えなかった。 こんなのは本当に初めて! 19日が雨で中止となれば18日に行こうと思っていた名古屋港で行われているオートトレンドにのんびり行こうとしてました。 だから金曜日の夜に判断しようと…。 時々そんな自己中心的な行動に出る606です。 悪気は無かったんだyo~ 参加メンバー皆さんの都合もあるしね… かいせいさんにも段取りがあったしね。(弱い言い訳)

 結局、金曜の夜には実行か否かの判断はできませんでした。 そりゃそうですよね! 明日の天気ならまだしも… 明後日の天気だもん。 ごめんなさい。もう二度としません。  翌朝の天気予報で、日曜は明け方には雨が上がるという情報を得ました。 そして1時間予定を遅らせて『実行!』と判断&報告。 『石橋を叩いて渡る』かの如く…通過する地区の天気予報をピンポイントで検索。 大阪周辺で黄信号だったぐらいで、あとは文句なしに大丈夫だと確信。 強風という文字が朝から晩まで表示されていたけど…関係無い! 雨さえ降らなければイイのである。 
 
 土曜日は『実行』と各方面に報告し… もう後には退けない状態で午後からオートトレンドに仲間と行ってきました。 帰りに金山で5時間ぐらい飲みまくり…606号の点検&手入れはもちろん、自分の準備も全くしないで酔い潰れて寝てしまった。 


 【3月19日 (日曜日)】

 昨日、オートトレンドに出かける前から降り始めていた雨は日付変更線を過ぎても降っていた。 「早く止んでくれyo~」と心の中で願い続けてるうちに寝てしまった。
 午前3時頃… 雨音が止んで目が覚めた! そんなの初めてです。 いつもなら雨を心配して、雨音で目が覚めるぐらいなのに… 今回は全くの逆。 とりあえず雨が止んで一安心。 あとは少しでも早く太陽が出て路面が乾いてくれれば最高♪ 

 午前5時半に起きました。 東の空が薄ら明るい。 だけど雲は厚かった。 
 とりあえずは食パンを焼きながら、濃いコーヒーを作ってのんびり飲んだ。 予定を1時間遅らせたので時間には余裕がありました。 しかし、荷物の準備も606号の準備も全く出来てなかったので慌しかった。 もろもろの準備が出来たら急いでチキチ基地に向かいました。 すっかり雨雲も消えて青空が広がってきたとは言え… とても路面が乾くには至らなかったので、ボディケアは不要と判断。 エンジンオイルチェック、ブレーキオイルチェック、冷却水チェック。 そして今回一番重要なタイヤの増し締め。 これはチキチ基地から606号を押し出したわずか数メートルでの増し締めとなりました。 それだけでもだいぶ緩んでた。 怖かったのでトルクレンチを積んで、御在所SAで再度増し締めする事にしました。

 午前7時15分。 全ての準備が整い出発。 路面は全く乾いていなかった。 水溜りを避けながら早く交通量の多い道路に出たかった。 しかし交通量の多いバイパスに上がっても路面が濡れてて怖い。 Sタイヤを捨ててスポーツラジアルに履き替えた恩恵を直ぐに授かるとは思ってもいなくて…プチ鼻高々だったけど、全く皮剥きしていないタイヤはSタイヤ以上に怖かった。 実際、バイパスでスピードが出せなくて軽自動車に挑発されまくった。 

 路面が乾いてきたのは刈谷市の辺りからでした。 ようやくキャブが吠え始めてタイヤの皮剥き作業に入りました。 
 知立バイパスから伊勢湾岸自動車道に入り、名港大橋を渡る頃には空一面青空。 しかし風が強くて606号はフラフラで真っすぐに走れない。 道路脇の吹流しは真横に流れている。 御在所SAまでは帽子とゴーグルだったので、帽子が何度も飛ばされそうだったのでスピードが出せなかった。 道路が空いてたので順調に進み、時間には余裕があったのでのんびり御在所SAを目指しました。 燃料もヤバかったしね!

 御在所SAには8時20分に到着。 知立バイパスからは1本道で来れるから楽ですね。 そのままGSにて給油をし、既に到着していた△10さん御夫婦とチェリ井さんと合流しました。 東名阪自動車道は少し前まで降っていたみたいで、ここまでの路面もSA内もビショビショでした。 しかも頭上こそ青空だったけど、これから進むべき関西方面には嫌な雲が手招きしていた。 そのうちに、おじゃさん到着。 JPE大好き少年パパさん御夫婦が到着。 じょなさんさんランエボで到着。 忘れかけていたタイヤの増し締めを行って、この6台で午前9時に和歌山を目指して出発しました。

 御在所SAを出て直ぐの鈴鹿IC出口で凄い渋滞を発見。 「うわぁ〜本線まで渋滞してるよ〜!」とニコニコしながら追い越し車線でそのまま通過。 そして亀山ICから25号名阪国道に入り、休憩ポイントの西名阪自動車道・香芝SAを目指します。 が! 亀山越えたぐらいからポツポツ降ってきました。 天気予報では天理ぐらいまでは雨の心配が無いと思ったのに… 御在所SAで見た雲は伊達じゃなかった! まぁ、気にならない程度のにわか雨。 たいした事は無かった。 しかし風が強く、おまけに冷たい。 ヘルメットを被っているし、上着はCWU45PでGパンの上にはスノボ用のズボンを穿いてる。 もちろん風を通さないグローブだってしている。 それでも体温は奪われる。  この時間…今朝見た天気予報では晴れマーク&雲りマークだったのになぁ! 

 意外に長い名阪国道を進み、西名阪自動車道に近づいてきた時に、めちゃめちゃトイレに行きたいというアクシデント発生! 606のヘルメットの上で赤色回転灯がグルグル回ると同時に運転姿勢がやや前傾姿勢になった。 天理ICの真横に天理PAがあったけど…ここから休憩&給油ポイントの香芝SAまではわずか10分。 天理PAに入るか通過するか迷いながらも…通過。 料金所をETCで通過して、後続のセブンを待ってる間、何度も草むらに入ろうかと思った。 しかし、セブンを止めて草むらに入るのは「立ちションしまっせ!」と言わんばかり。 普通の乗用車ならホーン鳴らしながら立ちションするのと同じくらいの行動ですね。

 後続を待ってる間に606の膀胱はリミッターいっぱいいっぱい! 気を緩めてリミッターを解除したら止める力も無く全て大気開放。 ここから香芝SAまでは前傾姿勢にプラスして首までもが斜めになった。 早く着いてトイレに行きたかったけど、どこから白い稲妻がサイレン鳴らしてスクランブル発進してくるか分からなかったので、気をつけてアクセル踏んだ。 アクセルも足の親指だけでしか踏めない。 微妙な振動でさえダムの決壊が起きてしまいそうだった。

 なんとか香芝SAに到着。 皆トイレまで一目散でした(^0^) 僕は頭上の紙コップの水をこぼさないような感じで606号から降りて、片足骨折してるかのような歩き方でゲートイン! スノボ用ズボンとGパンを穿いてきた事を後悔しつつも慎重に事を進め… 「あ”〜〜〜ぁ…」とオシッコ最長時間を達成しました。 周りは皆仲間で…皆生き返ったというか、幸せそうな顔してました。

 香芝SAにてセブン2台と合流する予定でしたが、1台はドタキャンで…もう1台はセブンを置いてエリーゼでの参加となりました。 ここから次の休憩ポイントの阪和道・岸和田SAまでは約50分。 料金所渋滞が心配な区間でもあります。 ゆっくりする時間を削除して、先を急ぎました。

 短い西名阪自動車道を松原JCTで離脱。 3車線もあって広い阪和道を『和歌山』の看板めがけて突き進みます。 空に青空はありません。 重くて低い雲が空一面に広がってました。 そして岸和田SAに到着し、三発屋さんと合流。 この悪天候の中をセブンで来てくれました。  ここで三発屋さんに半日掛かりで製作したゼツリンの地図に間違いを発見され… 意気消沈。 ここから先は三発屋さんが先頭で引っ張ってくれる事になり助かりましたyo~ だって三発屋さんの家は和歌山市内の何処をどう曲がればイイのか全然覚えてなかったもん! 本当に助かりました。 
 
 しかし、セブンのパーティ最後尾に位置した606号は、泉南IC出て間もなく信号でパーティから離脱してしまった。 606号の後ろはエリーゼとランエボ。 信号が青になり「待っててちょ〜だいyo~」…との願いも虚しくセブンは影もなかった。 しかもいきなり道を間違えそうになったし…。 

 だけど、此処から先は1本道! 右折左折は1・2度はあるけどバイパス過ぎて紀州街道を進めば和歌山市内には入れる。 あとは18ヶ月前の記憶と勘だけを頼りに走ればイイ。 最悪の場合は文明の力である携帯電話を使えばOK! パラパラ雨の降る中を3台で進みました。

 そろそろ和歌山市内だなぁ〜♪ と思っていたらセブンが5台広い道の路肩で待っててくれました。 たいがい606号が先頭で待ってる状態ばかりだけど、こうして待っててくれたら嬉しいなぁ! 信号とかで隊列が切れてしまい、運悪く先頭になってしまったら不安でいっぱいだけど…こうして待っててくれると思うと安心してツーリングができますね! こらからのツーリングも下手くそなゼツリンの地図と待つ気持ち(余裕)を持参でツーリングを実行していきたいです。 それが無事故&無違反に繋がるとも思います。

 そして雨がやや強くなってきた正午ぐらいに三発屋さん駐車場に到着。 三発屋さんの向かい側が今回の目的地『海星楼』さんです。 とりあえず三発屋さんの駐車場に8台止めて、三発屋さんのお店を見学。 おじゃさんはマジでカットして頂こうとしてました。 う〜むむむ…体育会系の霊がのり移った? 
 時間があれば自由行動も可能だったけど… なにせ此処は和歌山! 食事したら速攻で帰らなければならぬ。 いつ何処で渋滞にハマるかも知れなかったので、時間には余裕を持ちたかった。 まぁ、ただでさえ出発を1時間遅らせているだけに仕方なかったですね。    

 エピソードUにつづく…
606の息抜き 其の九