4月28日(木)
 暑い一日だった(^0^) だけど空気が乾いてて僕的には一番好きな時期かな! もし606号に乗ってたら水温を気にするかしないかの『堺』みたいな陽気だった。 この陽気は昔、柵の中に居た頃に訓練で行ったアメリカ・テキサス州みたい。 エル・パソっていう所だったけど…最高だったなぁ〜♪ めちゃめちゃ暑いくせに乾いてるから汗が出ないんだよ。 一日中、上半身裸で過ごしてました。 だだっ広い草原、ヤバそうな街、マズイ酒、セクシーな女性…どれも刺激的だった。 現地の女性に古いコーベットのオープンに乗せてもらったなぁ! 606、二十歳の回顧録!

 5月3日(火)
 今日も良い日だったなぁ(^-^) 一日仕事… ストレスが口から溢れ… 口を閉じれば鼻からストレスが溢れ… 606号で遊びに行きたい! 解放されたい! と思いながらも体は疲労度D。 606号のシートよりも部屋のベットが僕を呼んでいる。
 明日の午後には仕事から解放される。 6日からの仕事は既に山! 恐いくらい高く積まれてる。 でも休む時は休む! 遊ぶ時は遊ぶ! それで仕事に張り合いがでるってもんさ♪ 明日は準備に燃えます。

 5月4日(水)
 今年のGWは絶好の行楽日和が続く! 明日の走行会も文句無しの『晴天』みたい。 
 当日にバタバタしたくない性格の606は午後から明日の準備に取り組んだ。 とりあえず自転車でチキチ基地まで行って606号を取ってきました。 そして約半年ぶりに配達号にトレーラーを牽引して、606号を積み込もうとハシゴに前輪がのった途端、トレーラーがウィリー! 近くで見ていた姪っ子が笑う傍らで母親(妹)は必死の形相。 牽引装置が外れちゃったみたい。 606号をゆっくりゆっくり後退させて、ゆっくりゆっくりトレーラーは着陸。 今度は確実に牽引されてる事を確認して606号をトレーラーに積みました。
 しかし焦りました。 こんな事初めてでした。 走行中外れちゃいそうで…引っ張って走るのがプチ不安だったので近所をグルグル走って、安全を確認してカーポートに牽引したまま格納しました。 あとはヘルメットやらグローブ・シューズ・カメラに着替え等を準備して、のんびり過ごしました。

 5月5日(木)
 鈴鹿サーキットに9時集合だったので、の〜んびり起床。 昨夜K−1でKIDの試合を見てしまい、興奮して寝付けなかったので少しツライ。 でも基本的に遊びモードだから気にしない♪  昨夜Hage73さんからメールで『港区を6時半に出るから一緒行かない?』と誘いがあったけど、トレーラーだから時間的に通過してる頃だと思ったので断ってしまった。 でも上手くしたら合流できると思ったので、集合場所に6時半に着くように家を6時少し前に出ました。 6時25分くらいに集合場所に着いたけど姿が無かったので、先に行ったんだと思い、のんびり鈴鹿に向かいました。

 途中、スタンドで給油したり…コンビニで朝飯&おやつを買って、鈴鹿サーキットのコントロールタワー下辺りに8時少し前に到着しました。 なぜかガラガラに空いてて気持ち悪い。 しかもピットはゲームセンターと化してる! ピットロードまでもが!   集合は9時だから1時間以上も時間があるので仮眠体勢をとっていると、どえらい大きな人が僕の方に向かって歩いてくる。 その姿はガンダムに登場するゲルググそのもの。 怖い顔で向かってきて突然笑顔で敬礼するから、条件反射というかトラウマというか…ついつい僕も敬礼しちゃった。 何の用だろうと思ったら「ここの駐車場は駐車禁止になってます。申し訳ないですが速やかに移動願います。」と言われた。 意味分からなかったけど反抗する理由も無かったので言われた通りに移動した。

 SMSC事務局の前にある狭い駐車場でトレーラー引っ張ってるバネットで四苦八苦してると△10さん夫婦が到着。 大汗かいて駐車して、炎天下に近い所で△10嫁さんから熱い缶コーヒーをいただき…体の芯まで熱くなりました。
 そのうちHage73さんも来たので「6時半くらいに集合場所に行ったよ!」と、誘いを断った事なんて忘れて、ここぞとばかりに強い口調で言ったら… 「7時半ってメールしたのに…いい加減に読んだだろ?」と言い返され…図星でした。 そうです!606はメールを読む時はダーッと読むだけです。 ゴメンなさいね(プチ逆キレ)

 そんなこんなしてる間に時間は過ぎ… そんなこんなしてる間に仲間は集まり、それを取り巻くギャラリーも集まってワイワイ喋りながらコントロールタワー2階で受付を済ませてNRCの定例総会に参加しました。 総会が始まるまで30分くらい時間があったので、チビッコ達で盛り上がってるピットを見学に行きました。 ダーっと見て歩いたけど、何一つとして興味が無く… 興味が無いというよりも分からない状態で引き返しました。
 そして定例総会では昨年度の活動報告・役員の紹介・決算報告・会長挨拶などを真面目に聞いて各自西コースに移動しました。

 西コースに着いて直ぐにドライバーズミーティングを行い、もろもろの注意や時間割りなどをうわの空で聞いて、各自走行前準備に取り掛かりました。 万が一の為に、ライトやウインカーを飛散防止の意味でテーピングをしたり… フロアマットなど、車内の荷物を全部出して安全に走行できるようにしました。 606号(セブン)はテーピングだけでOKです。 今回もAグループ・Bグループ・F(ファミリー)走行の3つに分けられて、僕らはBグループでの走行でした。 時間割りとしましてはAグループ→F走行→Bグループの順だったので、F走行で走るZ4さんの走行シーンをカメラで撮る事にしました。

 Aグループの走行が終るとZ4さんのマシンの前の車に乗せていただき、助手席の窓からガンガン撮ろうと張りきってました。 36枚撮り2本を用意し、一眼レフを構える姿は機関銃を背負った兵士そのもの! さぁビシバシ撮るぞ!とF走行スタート。 ところがなかなか上手く狙えない。 コーナーでZ4がファインダーに入るのは一瞬で、しかも助手席での横Gに耐えながらの撮影は不可能かつ危険。 しかも無理して頭を出して首を曲げていたので、わずか数秒で首の筋を違えてしまった。 これは完璧に想定の範囲外だった。 しかし車という物には後部ガラスという物があり、後方にも視界がある。 「ここから狙えば バッチリやん!」と自画自賛。 機関銃を背負った兵士を改め、B52の後方銃座の機関銃士と化した606はZ4を撃ち落すかの如くシャッターボタンを押した!押し続けた! 急ブレーキで上を向いたり… 急加速で下を向いたり… 左右に振られてゲロ吐きそうになっても撮り続けた。 チェッカーフラッグが振られ、ラスト1周の頃には弾切れ。 いつの間にか72発撃ち尽していました。 (ちゃんと撮れていたのは、わずか数枚でした)

 F走行の後はBグループの走行です。 Z4さんを撮っていた僕は何にも準備してなかった。 セブンやフェラーリ・GT-RなどBグループを走る人達はピットに勢揃いしてるのに606号は未だ駐車場。 ピットに並んでる仲間の写真を撮る使命もあったから急いでカメラに弾を装填して606号でピットに向かう。 もちろんピットは最後尾で、通路にしか置けない状態。 急いで606号から降りて、走って仲間の写真を撮りまくる。 そのうちにペースカーに続いて慣熟走行がスタート。 仲間全員撮れてないから焦って撮ってると「ビデオカメラのスイッチ入れて〜!」と仲間に呼び止められて手伝っていると、後続の車から「邪魔だ!どけ!」と言わんばかりのホーンの嵐。 「えぇ〜? 僕が悪いの〜?」 と…殺気立つピットの雰囲気にビビリながらその場から離れ、プチ凹みながら606号に戻るとオフィシャル兼NRCの幹部の方に「こんな所に止めてたら邪魔でしょ! 走るの?走らないの?」と怒られ… ペコンペコンに凹みました。 「走ります(T。T) 走らせてください。」と小声でブチブチ言いながらピットまで移動したらコース入り口で早く行けと言わんばかりに旗を振ってる。 まだ何も準備してないのに… 泣きながらヘルメットを被り、シートベルトをしようと思ったらキツくてできなかった。 一人でモガキ苦しんでると仲間が手伝ってくれた。 Hage73さんに股間を触られながら5点式をハメてスタート! どうせなら女性にやってもらいたかったよ…と思いながらタイヤの空気圧を調整してなかった事を思い出す。 だけどピットに戻って作業してもらうのも悪いし… どーでもいいや! と130Rを走り去る。

 変なタイミングでピットを出たから前にも後ろにもマシンは確認できなかった。 (このありさまは、まるでレース中盤みたい。) だけど直ぐにR−500やKレーシングといった戦闘機にロックオンされ、撃ち落される予感を引きずりながらスプーンコーナーをなんとなく攻める。 (これまたレース10周目みたいなもの。) そしたら皆一度ピットに戻るらしく…ピットロード付近は渋滞していた。 ミーティングでの注意をうわの空で聞いたから知らなかったよ。 もうちょっとでまた怒られるとこだった。 (怒られる事には慣れてるよ! コントロールタワーで正座させれた事だって昨日の事みたいなもんさ!)

 そしていよいよストレス発散&606号とのランデブ〜の幕は切って落された。
 1月のレースで使ったタイヤはグリップも(個人的には)イマイチ。 コントロール性も(個人的には)イマイチだったけど、606号に相性の良いダンロップ01Jに履き替えたから今日は1月よりもプチ元気♪ なぜ『プチ』かというとセブンに乗って14年経つけど、西コースを走った回数は片手で足りるほど。 コース的には走り慣れた東コースよりも楽しいとは思うけど、僕はシケイン手前のショートカットが大大大嫌い。 4速→3速→2速とシフトダウンさせる時に焦って失敗する事が多いし…狭いし。 まぁレースじゃないからそれほど気合い入れて突っ込む必要ないから、ここだけはウルトラ安全速度で通過してました。

 やはりダンロップ01Jは楽しいタイヤで、自分の範囲内では安心してコーナーをクリアできました。 606号の調子もすこぶる良くて、ヘルメット越しに聞こえるキャブの吸気音、マイクザパイプ集合管から発する排気音を楽しむ事もできました。  昨日までの仕事で溜まったストレスは一瞬で消え… 明日からの仕事の事も忘れ… さっき怒られて凹んでいた事なんて37年前に起きた事のように感じました。 
 やっぱり『天気が良ければ何でもできる』という606の法則は今日も健在! 雲ひとつ無い青空と澄んだ空気はまるで『御褒美』みたいなもの。 しっかり受け取って有意義に使わせていただきます。 

 606号は気持ち良く周回を重ね… 過ぎ行く時間を忘れて走ってると、スプーン出口あたりで砂煙を発見。 一台コースアウトしてグラベルに沈んでいた。 飛び出して間もないと思うけど、赤旗(走行中止)を予感してスピードダウン。 予感は的中してコントロールタワーで激しく赤旗を振ってる。 一番でピットに戻ると急いでカメラの準備。 ピットに帰還してくる仲間を満足いくまで撮りまくった。
 再スタートまでの待ち時間はZ4さん構えるビデオカメラでプチインタビュー。 何を聞かれたかも、どう答えたかも興奮&緊張していて覚えてません。 ビデオ見るのが怖いし、恥ずかしいです。 今思うと(飲んでないけど)酔っ払ってる状態に近かったもんなぁ♪

 10分くらいのインターバルで再スタート。
 残り時間は全然分からなかったけど、今この時間を後悔なく遊びきりたい気持ちでいっぱいだったので時間の限り走った。 でも、皆の走ってる写真も撮りたかったのは正直な気持ち。 
 結構目を三角にして走っていたのでピットで見てる仲間の顔は分からなかった。 いつもの走行会ならスピード落として、おちゃらけモードでピットの前を通過する事もあったけど… 今日は何もかも忘れて走っちゃった♪ いつになく気分はHIで「超気持ちイイーっ!」を連発してました。  再スタートして3周でチェカーフラッグが振られ、走行会終了。 軽〜く流して駐車場に戻り… 走行後は走行後で話しが盛り上がりました。

 記念撮影の後は各自で片付けや着替えをしながら余韻に浸ってました。 僕も喋りながら着替えたり606号をトレーラーに積んだりしながら打ち上げ場所までの移動準備をしました。 とりあえずはここで解散だけど…時間の許す方々で、おじゃさん幹事の下『ちゃんこ屋』さんで遅い昼食&早い晩飯を食べる手はずです。 
 西コースからは606(トレーラー)が先頭で『ちゃんこ屋』さんまでプチツーリング。 すぐ後ろに付いてくる△10嫁さんの自走姿を見れて感動! サングラスで顔の表情や目線は分からなかったけど、口は笑顔だった(^-^)
 
 『ちゃんこ屋』さんに到着してプチアクシデントはあったものの…とりあえず冷たいお茶で乾杯♪ 空腹も絶頂だったのでガンガン食べた。 恒例の自己紹介も酒が無かったから普通に喋れたけど…フランスの大統領・シラフではプチ恥ずかしいもんだね。 ツーリングをスポット参加してくれてたBDRを操るTさんも面白かったし、仲間うちでは結婚発表もあって盛り上がりました。 ここのところ結婚発表が多いなぁ♪
 3時間ほど食べて盛り上がって、少し体休めてお店の前で記念撮影をして解散しました。

 僕はchild7さんと一緒に帰路につきました。 途中△10さん夫婦を追い越して… 23号オンリーで帰る予定だったけど、信号が鬱陶しくなってきたので、みえ川越ICから伊勢湾岸道に入ってワープしました。 往復共に心配していた行楽渋滞は全くなくてラッキーでした。 渋滞したら渋滞だけで疲れちゃうもんね。 後日各方面の仲間に聞いたら、打ち上げに参加されなかった方も参加された方も全く渋滞にハマらずに帰宅できたそうで…♪ 

 とにもかくにも無事に終了できた事。 それに晴天を喜ばずにはいられない一日でした。
 楽しかったから、帰って片付けを済ませて風呂上りに缶ビール飲みました。 「うめーっ!」ってベランダで叫んでしまった。 また皆で楽しくプチ熱く走りたいです。 皆さん御疲れ様でした!

 翌日… 606は全身筋肉痛でした。 特に首が…

by606
鈴鹿サーキット走行会