606の息抜き 其の弐拾五
 ■10月11日 (日曜日) またしても神無月晴れ■

 久しぶりに予定のない日曜日。  町内のお祭りがあったけど…  まったく興味が無いので、この町から避難しないと準備やら片付けをするハメになる。  逃げなきゃ!  この町から逃げなきゃ!
 巷は3連休。  この町から逃げても道路は渋滞するし、商業施設は混むに決まっている。


 そんな時、ふと朝刊にトヨタ博物館で『マンガとクルマ』という題名でイベントが開催されている事を知りました。  マッハ号の写真も載っていた!  実物を見たかった僕。  何度も見に行く機会はあったけど…  いつも空振り。
 思い立ったが吉日!  即、トヨタ博物館の開館時間を調べて行く段取りを決めた。


 開館時間は午前9時半。  家を8時半に出れば10分前には到着できる。  東名高速は集中工事中なので名古屋高速をグルっと回って半地下道路を経由して高針から名古屋ICに向かえば渋滞は無い。
 それでも午前8時に家を出たのには理由があります。  それは…

 マッハ号が置いてある展示会場に1番で入って、マッハGoGoGoのオープニングの最後で三船剛がする決めのポーズをする!

 という事。  それには展示会場に誰も居ないのが絶対条件!  だって… 誰か居たら恥ずかしいじゃん。


 元気よく606号で出発。  こんな青空の下を足車でなんか走れるかいっ!
 名古屋高速も長久手市内もガラガラに空いていたので30分前にトヨタ博物館に到着。  あまりに早く着き過ぎちゃったので、近所で606号に給油して時間を潰しました。


 午前9時15分にトヨタ博物館に進む道に入りました。  「おおおおお♪ SEVENが似合う♪」と笑顔で駐車場に向かったら…  入り口の前には既に並んで待っている人達がいました。  全員606号に注目。  「ななななな… なんとなく場違いな雰囲気。」と苦笑いをしながら606号を駐車。


 入り口の前で並んで待つ事10分。  警備員の女性が入り口を開けたらコンパニオンさんが大勢出迎えてくれました。  キャバレーかよ?
 割引券を持って来ていたので、入場券を並んで買わずに済んだ結果…  ほぼ1番に入場!  ここまでは作戦通り。  しかし館内には順路というものがあり、所々でコンパニオンさんが「おはようございます、こちらに進んでください。」と丁寧に案内してくれる。  これは大誤算!  さっさとイベント会場に行かなくては!!


 コンパニオンさんにマッハ号が目当てだと悟られないように小走りで『マンガとクルマ』の会場に入りました。  「よしよし! 誰もまだ追いついて来ない!」
 
 ところが!

 なんとマッハ号の1つ手前に頭文字Dのハチロクが飾ってあった。  「おお!これもイイじゃん!」と藤原拓海君の等身大ポスターと一緒に記念写真を撮ったり、ハチロクを撮りまくった。


 デジイチを片手にしたオジサンが現れて、ようやく本来の目的を思い出す。  後から次々と見学者がやって来ている!

「早くマッハ号と一緒に撮らなきゃ!!」  

 大焦りでマッハ号の前で決めのポーズをして記念撮影完了(^-^)  こりゃ来年の年賀状にも使えるぞ!  blogのトップ画像でも使っちゃおうかなぁ♪  などと、一人ほくそ笑んで『マンガとクルマ』の会場を後にしました。


 『マンガとクルマ』の会場を出る間際に、クレヨンしんちゃんの映画で登場したTOYOTA 2000GTが置いてあったので、クレヨンしんちゃんの絵と一緒に写真を撮ったら、コンパニオンさんに「絵は著作権があるので撮らないでください!」と怒られちゃった。  子供が喜びそうな会場で、41歳の男が叱られている姿は…。  ある意味で残酷。


 さらに残念だったのは、マッハ号と一緒に『決め!』のポーズをして撮った画像が、関西芸人のツッコミみたいなポーズだった事。
(>。<)恥ずかしくて年賀状にもblogのトップ画像でも使えねぇ〜よ。  あ〜ぁ…。

 
 しかも帰宅してから来週の讃岐ツーリングの為に洗車を済ませた606号をチキチ基地に格納しに行く時に、祭りの片づけを済ませて帰る町内の人達の群れとスレ違う。
 両親もいたけど…  お互い知らん顔。  
by606